活動報告・レポート

農のある暮らし

2014年1月8日(水)

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

篠山FSスタッフが集まって今年初めておこなった仕事は、コベリッツファームでの黒大豆の乾燥作業でした。
農家さんにご指導いただきながら、5月に種まきをした黒大豆が、ようやく収穫の時期を迎えようとしています。
この黒大豆は、りつまめプロジェクトの支援を得て、黒大豆納豆に加工される予定です。

研究をしたり、会議をしたりしながら、ときに、畑で作業をする。篠山FSのスタッフは、半農半xともいえる、農業とほかの仕事をミックスした暮らしをしてます。農のある暮らし、気軽に農作業ができる暮らしを、若い人にどんどん広げていきたいなぁと思いました。
丹波篠山黒豆栽こよみとは全く違う段取りで作業を進めてきました。はっきりいって、手間をほとんどかけていないです。
でも、立派な黒大豆ができているのをみて(収量はさておき)、自然の力はすごいなぁと改めて感心した次第です。

地域課題を解決するべく、今年もいろいろな事業が目白押しな1年となりそうです。どうぞよろしくお願いいたします。

布施未恵子

 投稿日:2014-01-08カテゴリー:活動報告

さる×はた合戦が開催されました

先日、イベント告知させて頂いた「さる×はた合戦」が開催されました。
実践農学という授業で畑地区に入った学生が、地域の猿の獣害を軽減するために何かできないかと地元の町づくり協議会の方々と考えたイベントです。

当日の予報は不安な物でしたが、小雨が少し降る中で午前に76名、午後に56名の参加を頂き、無事に開催することができました。

学生は企画から運営まで大変だったようですが、参加者を始め地域の方々にも喜んで頂けたようで良い敬虔になったかと思います。
今後もこのように授業として地域に入る学生もいると思います。
皆様よろしくお願いします。

(長井拓馬)

 投稿日:2013-11-19カテゴリー:活動報告

ESD論の篠山現地実習

11月16日土曜日に篠山市の真南条に、神戸大学でESD論という授業を履修している学生が農作業を手伝いに来ました。
総勢40名を超える大人数です。

ESDとはEducation for Sustainable Development の略で、現場で実際に生じている多様な問題を自分で体感し解決策を見いだすための教育になります。
篠山では神戸大学の農学部の多数の学生がお世話になっていますが、今回の実習で来たのは農学を本業としない他学部の学生がメイン。
小雨の降った後でぬかるむ中、慣れない畑や里山に入り営農組合の作業を手伝って下さいました。
あとの質問の時間では、これからある農作業や営農組合の成り立ち・将来、またひいては集落や日本の農業の将来に至るまで多くの質問が出ました。

彼らに取っては良い経験になったかと思います。
多くの学生を受け入れてくれた営農組合の方々を始め地域の方には感謝したいと思います。
本当にありがとうござました。

(長井 拓馬)

 投稿日:2013-11-19カテゴリー:活動報告

篠山で活動する学生団体による直売所「ささやま家」がオープンしました!

2013年10月15日(火)小雨

農学研究科地域連携センター前に、なにやら怪しげな竹テントが突如として現れました!
なんでも、篠山で、神戸大の学生たちが生産した野菜を販売する「ささやま家」だとか!

今回は、篠山で現在旬を迎えている、黒大豆枝豆の販売が中心です。

販売をおこなった団体は、はたもり、にしき恋の2団体です。
はたもりは、篠山市の畑地区で生産した黒枝豆、20束と鞘にしたものを用意。
にしき恋は、篠山市の西紀南地区にある「にし恋ファーム」で生産した黒枝豆とお米、25束+αを用意。

12時にオープンし、13時には全て完売し、大盛況でした!

学生たちは、篠山市の農家さんから生産方法を学び、無事に収穫できたことを喜ぶのも束の間、消費者の元へとお届けすることができ、とても嬉しそうでした。「もっとこういうのをしてください!」と、わざわざ大阪からこられた保護者の方もいらっしゃいました。試食をいただきましたが、とってもおいしく、ささやま家がオープンできて本当によかったなぁ…と思いました。

次回は10月21日(月)の12時30分から、場所は同じく農学部地域連携センター前です。ぜひお越しください!

 投稿日:2013-10-16カテゴリー:活動報告

文学部古文書合宿が開催されました!

2013年9月5日~7日にかけて、今年で3年目となる文学部古文書合宿が開催されました。

今年は,28名の学生さんと,6名の教員の34名が参加され,篠山フィールドステーションが久しぶりににぎわいました。古文書は,篠山市日置の中西家の蔵から運び出されたものです。

たまたま篠山市内に遊びにきていた,神戸大学の学生団体「にしき恋」が文学部の古文書合宿を見学し,「くずし字辞典」の存在に驚いたりしていました。

学生さんたちは,夕ご飯もフィールドステーションで食べ,1日中古文書を読み解くという作業に没頭しておられました。今後,何らかの形で地域の古文書と出会ったときに,今回の合宿での経験が生かされるのかなぁと思いました。

文学部のみなさん,どうもおつかれさまでした!

(布施未恵子)

 投稿日:2013-09-17カテゴリー:活動報告

第10回ルーランセミナー「地域の種をつくる:在来種を探し・守り・活かすには?」開催

8月31日(土)夜。
「やさいの日」にRural Learning Network~農の学び場~第10回のセミナーを開催しました。

会場は、篠山市日置にある江戸時代の庄屋屋敷を改修した複合施設、sasaraiさんをお借りしました。「青茄子の押しずし」や「篠山産きたあかりのピュレ」「トマトと蜂蜜のドリンク」など今回のテーマに合わせたお料理も工夫いただきました。
参加者は農家の方はもちろん、流通に関わっておられる方、今年に入ってから篠山に移住された一般市民の方などさまざま。ルーランで大切にしたいことの一つは「多様性」ですので、これからもご経験や所属を超えたつながりの場になればと考えています。


■■第1部セミナー「種と在来」
今回のテーマは「地域の種をつくる:在来種を探し・守り・活かすには?」でした。伊藤一幸さん(神戸大学農学部教授)・中塚華奈さん(NPO法人食と農の研究所)のおふたりに話題提供をしていただきました。

まずセミナーに先駆けて中塚雅也さん(神戸大学農学部)から今回の趣旨説明があり、「そもそも在来種、在来作物とはなにか」の勉強をすることと、「篠山や自分たちの地域でそれを守っていくためにどういった方法があるか」を考える場にする、という2つの目的が説明されました。

〇在来作物とF1種
第1部は「在来作物」の定義、F1種、種とりの方法や在来作物保存の取組についてのレクチャーです。
現在流通している野菜の多くは「F1種」(交配種・雑種第1代・first filial generation)と呼ばれる種から栽培されたものです。F1種とは、異なる形質をもつ親を交配させて「良いとこどり」をしたもの(たとえば虫に強く形のよい白菜と形は悪いが味はよい白菜を親とする等)。F1世代=第1代目には同じ形質ものが安定的に収穫できるが、その次の世代には親世代の形質の影響が発現しばらつきのある収穫になります。
同じような形や味のものができ、同じような生育速度であるため、出荷作物に向くというメリットがあるわけです。

一方の「在来作物」ですが、固定的な定義はないそうです。
山形在来作物研究会では「ある地域で世代を超えて栽培されているもの」となっており年限の決まりはありません。「栽培者自らの手によって種とりや繁殖が行われて」いて、「特定の料理や用途(儀礼・祭礼)に使われる」となっています。
ほかにも日本有機農業研究会では上の定義に加え「概ね30年以上」つくり続けられてきた作物種や品種となっています。
また農林水産省では「伝統野菜」という呼称をしており「その土地で古くから作られてきたもので、 採種を繰り返していく中で、その土地の気候風土にあった野菜として確立されてきたもの」と説明します。事実上「在来作物」と同義語と言えそうです。
F1種と違い、生育速度にばらつきがありますが、少しずつ収穫できるという意味では、家庭菜園、自給にはメリットだと考えることができます。

海外では「エアルーム」(Heirloom)と呼ばれている例もあるとのこと。
「先祖代々受け継がれていくもの」「家宝」と訳される言葉ですが、わたしたちが「在来作物」「伝統野菜」と呼んでいるものと同じものをさしています。ただし(国際的な基準があるわけではないですが)「50年以上栽培されているもの」をいうという説明がみられます。

〇在来作物を伝承する主体
さて、ではどういった主体が「在来作物」「伝統野菜」を守っているのでしょうか。
おとなりの大阪府では「なにわの伝統野菜」という認証制度をとっています(「概ね100年前から大阪府内で栽培されてきた野菜」など3つの基準があります)。
こういったさまざまな「在来作物」の定義があるわけですが、中塚華奈さんは「在来作物」の価値として3つの要素があると説明されていました。
一つは「由来や歴史的位置づけ――誰がいつ持ち込んできた?」、二つめは「風土や環境になじんだ栽培技術――どんな風につくっている?」、さいごに「地域の食文化との関連――どうやって食べている?」。そしてそこにまつわる物語が重要だといいます。

また、それを守っていく、伝承する主体として3つのステージがあるといいます。
1)農家自身(自家採種)
――その農家さんのネットワークとして日本有機農業研究会の種苗交換会や各地域の在来作物の会など
2)種苗店による採種
――固定種・在来種を扱った種苗店リンク
3)農業生物資源ジーンバンク(NIAS Genebank) 
――国による保存

〇種のつくり方、つなぎ方――わたしならではの作物づくり
では、すでに30年、50年、100年培われたものしか扱えないのでしょうか?
"いま"のわたしたちが「在来作物」に関与することはできないのでしょうか。
いえ、在来の種をつくりはじめるということが可能です。
またF1種からの種とりをすることも可能だとの説明がありました。F1種を育てて、同じ形質の作物の種を取り続けていれば、自家受粉できるものであれば7~8年で在来の種をとることができるといわれているそうです。
自分の好きな形、色、味を残して「わたしの種」を残すこともできますし、地域でこれを残していこうと決めれば、みんなでつくって種をとっていくで「在来作物」をつくることができるそうです。

〇在来作物継承に必要なこと
さいごに継承に必要な3つのポイントが示されました。
まずは「在来作物の価値を地域で合意すること」。知的財産として、地域シンボルとして守っていこうと地域で考えることが重要です。そして「地域住民・種とり人のココロ&種のつながり」。つくることや種とりを楽しみとし、種を交換するなど広めていくつながりも日常的な活動として大切です。さいごは「種を介した幅広いネットワークづくり」です。福島での震災・津波で流されてしまった地域で、沖縄の人に渡していたことで、その種が戻ってきたという話があります。こういった地域を越えたネットワークづくりも継承には重要なことだといえます。


■■第2部セミナー「在来種と在来品種」
第2部では「作物」にとどまらず「在来種・在来植物」(江戸以前)、「郷土種・自生種」、「固有種」といったより広い「植物」の次元からお話がありました。
わたしたちが栽培している作物は、もともと自然界にあった植物に人の手が加わるなかで変化してきたものです。その「人の手」の関わり方からお話がはじまりました。

〇種と人との関係
一枚の、切り株の残る畑の写真。土地を開墾し、稲を生育できない環境下で「モチビエ」と称して、元来粘りがないヒエのなかでも少しでも粘りがあるヒエを代々育種してきた古老の話が紹介されました。「こういった人が現在は絶滅危惧種だ」「こういう人がなくなったら、日本の財産は半分以上なくなる」とおっしゃる伊藤さんの話から、「種と人との関係」をもう一度見つめ直さなければと思った次第です。

さて、1960年(昭和30年)代に転機がありました。「在来種」にとっての転機です。
「エネルギー革命」の結果として里山がなくなったことが原因だといいます。それ以前はたくさんの作物が育てられていたわけですが、農水省統計資料「主要作物の栽培面積の推移」からも明らかなように、1960年から1970年代後半にかけて、畑作物・麦類の栽培が急速に減少しました。こういう状況下で「在来種」を考えなければならないわけです。
たとえば、カタクリ、オドリコソウ、マツタケなどは野生よりも人間が管理する場所でよく生える植物があるという事実があります。したがって、里山の維持管理と在来種の問題は切っても切れない仲といえます。

〇在来「種」とは
「史前帰化植物」といわれる植物がたくさんあります。イネとともに中国から来たもの、ムギとともに中国から来たもの、それ以外のものと大きく3つのグループがあるのですが、それらが「在来種」(のひとつ)なのだそうです。「中国から来ている」が歴史以前なので「在来種」となります。「帰化種」「侵入種」と呼ばれるものは概ね明治以降に入ってきたものです。たとえばヤセウツボや河川敷の雑草アレチウリは「帰化植物」ですが、それらが嫌われるのは「在来種/在来植物」を追い出してしまうからです。典型例がタカサゴユリで、繁殖力が強く、在来のユリを負かす病気の媒介となるのだそうです(孟宗竹と真竹の関係も同じです)。
第1部とうって変わって「作物」以外の植物の世界の話ですが、こういった「作物」の周囲の生態系の在来種問題にまで目をやらねば理解できないのだなと蒙を啓かれました。

〇丹波黒大豆という「悪いもの」
作物という点でいうと、黒豆は非常に手間のかかる作物です。たとえば栽培の途中で倒れないように杭打ちが必要です。元来植物には倒伏防止の要件が入るわけですが、丹波の黒大豆はそうではない。伊藤さんは「あんな手間のかかるものを後生大事に育てて」と冗談めいておっしゃいましたが、「在来作物」を残していく上で「コンセプトをハッキリさせる」ことが重要だという指摘がなされました。これは「良いものを残す」こととは別だといいます。ハッキリ言えば「悪くたって良い」ということです。その上で黒大豆でいえば「10月10日以降にしか解禁しない」など文化づくりのためのルール整備もきわめて重要な活動だとのことです。これは第1部とも共通した問題提起でした。


■■里山の維持――在来植物を帰化植物から守る
フロアからの質問で「里山の維持の重要性は理解できたけれど、具体的に可能なのでしょうか?」という質問がありました。在来植物を残すためには、人間や家畜の介入がある程度必要になります。江戸時代のような守り方はできないが10分の1でも維持すれば植物は守れるとの回答でした。
伊藤さん曰く、「里山の維持管理はそれほど難しくない」。
「ため池」「畑」「田んぼ」「雑木林」という4要素を「それぞれちょっとずつ維持する」。そうすることによってモザイクが成立する。「雑木林だけ整備する」のではなくて、田んぼで稲をつくることも大切だし、畑で大豆をつくることも大事、10年に1度程度ため池の掃除をする、こういった組み合わせが生活圏にあれば、それがすなわち里山の維持となる――ここには都市部の人が来て整備に関わることも可能。「里山」というと広大な土地を想像しがちですが、生活空間それ自体が里山だという認識だとおっしゃっていました。

〇時間がつくる種
おふたりの話を、フロアでの対話を、「在来」というのは「時間がつくる種」なのだなと思って聴いていました。人の手が入り、気候風土に適した姿に変化していくもの。しかもその「風土」も人の手が加わるなかで変化していくものですよね。風土をつくり、作物をつくることが次の〈種〉を育てるのだなあと、多量な情報の講演に気圧されながら感じ入る夜でした。
なお、参加者が解散したのが23時手前という熱い夜なのでした。

野口陽平

 投稿日:2013-09-12カテゴリー:活動報告

【教育研究】福住地区まちづくり計画に参加しています

2013年7月13日(土)大雨

今年度、篠山市福住地区でまちづくり計画を策定することになり、その委員会にアドバイザーとして、神戸大学農学研究科の中塚雅也准教授が参加しています。

これから半年ほどかけて、地域のみなさんが将来について考えるのですが、中塚先生のゼミ生を中心とした、学生有志も、その委員会に参加させていただいています。

学生は、これまでに福住で活動をしてきた者から、福住を訪れたことのない者まで、様々です。そこで、まず、第1回目の福住まちあるきを敢行しました。

電車、バス(Mランドに送迎を手伝っていただいています)を使い、はりきって福住にやってきたものの、当日は大雨で、ほとんどまち歩きをすることができませんでした。

学生たちは
「雨の福住もいいね。」
といいながら、写真を撮ったり、のんびり風を感じたりして、午後を楽しんだようでした。

福住まちづくり協議会のHPにも、当日の委員会の様子が掲載されています。こちら

 投稿日:2013-07-17カテゴリー:活動報告

【食農コープ】第2回現地実習がおこなわれました

2013年6月22日(土)くもり時々晴れ
篠山市今田地区にて、「実践農学入門」の第2回現地実習をおこないました。

今回は、農家に弟子入り~黒豆の定植~がテーマです。台風の影響で、雨が降る可能性も想定しながら、11件の農家さんが、学生らを受け入れてくださいました。当日はくもりだったものの、前日までの降雨で畑は水浸しで、長靴が大活躍の1日でした。

この授業では、黒大豆の栽培が軸となっています。黒大豆の栽培に関する知識もありませんが、豆がどのように育つか、という知識さえない学生がほとんどです。セル育苗された苗を見て、出てきたばかりの芽が豆の形であることに驚いていました。
「豆って豆からできるんですね~」(学生)
「あたりまえやろ!」(農家さん)
「芽が双葉の植物、教科書で見たことあります」(学生)
そんなやりとりが聞こえてきました。

食物の生長を実際に見ることだけでなく、畑で作物を育てる現場に行くことで、学ぶこともあります。
セルポットは、黒豆が回転するには隙間がないため、へそを下にしないときれいに芽がでないが、直に黒豆を畑に植えると、空隙があるため、へそを下にせずともきれいな芽が出ること。また、黒豆の皮が芽にはりついたままだと、きれいな双葉にならないため、皮を取り除いてあげる作業が必要なこと。そんなことを農家さんから聞きました。
天候や畑の様子、農家さん自身の体調とが相互に関係して、どんな作業をするかが決まっていきます。そういった、農家さんの臨機応変な対応を見ることができるのが、現場に身を置くことのメリットです。

次回は、7月の予定です。それまでの間に生じるトラブルには農家さんが対応してくださいます。本当ならば、もう少し高頻度に畑にいけるような環境をつくるべきなのでしょうが、大学の事情もありますので、興味があれば、学生自身で、農家さん宅を訪問してもらいたいと思います。

今年も、黒大豆がうまく育ちますように。

布施未恵子

(写真は、「なかよしくん」を使って、黒大豆苗を植えつけている様子です。)

 投稿日:2013-06-24カテゴリー:活動報告

【食農コープ】第1回実習の田んぼアートの準備が着々と進んでいます

2013年5月22、23日 快晴

今年度、今田地区で受け入れていただく「実践農学入門」で、最初に全員でおこなう農作業が田植えです。
毎年、神戸大学では普通の田植えではなく、田んぼアートに挑戦するのが慣習となっていて、今年も、今田地区のイメージキャラクター「ときめきくん」と神戸大学のキャラクター「うりぼー」をコラボさせた絵を、複数の種類の稲を使って描くことになりました。

当日までの段取りにいろいろな手間がかかるのが、田んぼアートを実施する難点ではありますが、この事前準備の段階からかかわっていただく人が多ければ多いほど、できあがりの時の感動も、多くの人で共有できるという良点もあります。今年も、産業高等学校、東雲高等学校にご協力いただき、25日の田植えができる準備が整いつつあります。

22と23日の2日間にかけて、田んぼのうえに、絵の輪郭をなす279点を測量し、杭が打つ。という作業が産業高校の教員及び生徒さん合わせて、のべ20名によっておこなわれました。

日差しが照りつけるなか、「もっと東~。いや、西。30cmほど西」というような合図を山車ながらの作業です。それを279回もするのですから、大変な作業です。それを、きびきびとこなしてくださる先生と生徒さんにはほんとうに頭があがりません。

25日には、神戸大学の学生と教員合わせて60名と、今田まちづくり協議会の方、受入農家の方、東雲高校、産業高校など総勢100名ほどで田植えをおこないます。これから6回ほど、今田地域にお世話になります。今年も涙あり笑いありの楽しい実習になることを願い、25日の晴天を願いたいと思います。


布施未恵子

 投稿日:2013-05-23カテゴリー:活動報告

【地域交流】農家へ弟子入り!郷土料理づくりと成果報告

2013年1月26日(土)晴れ。
篠山市西紀南地区で行なわれてきた実践農学入門がいよいよ最終回を迎えました。
今回は、神大生は40名、東雲高校生4名、西紀南地区まちづくり協議会や受入農家さんら約50名と総勢100名近くの参加でした。

1年を通して行ってきた現地実習、最終回のメニューは郷土料理作りと交流会兼成果報告会です。
郷土料理作りでは、5月初めての現地実習の際にもお世話になった『いずみ会』のメンバーご指導の元、黒豆を使ったお寿司、しし汁、おなますづくりに挑戦しました。
さっそく各班に分かれての作業を始めましたが、何分料理に不慣れな学生達、なかなか思うように作業が進みません。しし汁班、酢飯班、なます班、お寿司班それぞれに忙しく時間が過ぎていきます。
さて、今回のお寿司は普通のお寿司ではありません。挑戦したのはなんと「長巻寿司」文字通り長い巻きずしです。会場の幅いっぱいを使って参加者が一列に並び、息を合わせて巻いていきます。

ずらっと並べた机の上に、サランラップ、巻き簾、アルミホイルを並べ、その上に、海苔、酢飯、具材を準備。全て隙間の無いように、慎重に…。殆どの学生がお寿司づくりは初めての経験です。手間取りながらもなんとか準備がかんりょうしたところで、『いずみ会』の会長小林さんの「1,2,3!」の掛け声がかかります。参加者全員で息を合わせての共同作業。タイミングがずれると巻きずしが途中で切れてしまう緊張の一瞬!

結果、見事に約16mの長巻寿司×2本が完成し、歓声があがりました。

巻きずしが完成したところで、交流会、成果報告会の始まりです。
1年間お世話になった農家さんや地域の方と班ごとに分かれ、食事をしながらこれまでの1年間を振り返りました。
各班の代表にそれぞれ、1年間で学んだこと・感想・お礼を述べてもらいました。

感じたこと、学んだことを自身の言葉で語っていく学生達、「農業を知っているつもりで何も知らなかった」「体験して初めてしんどさ厳しさが理解できた」「食への感謝を覚えた」「生の声、現場を知れたことが何より勉強になった」など、座学ではなく、実習という体験を通して始めて理解できたことが多くあったようです。中には「野菜嫌いがなおった」という声もありました。そして皆口々に農家さんへの感謝と地域への愛着を述べていました。
特に、地域の祭りやイベントへ参加した学生は地域への愛着が強く、今後も何らかの活動を継続したいと希望しているようです。

限られた時間の中では、なかなか農業のすべてを学ぶことはできません。農作業の邪魔にしかならなかった場面も多かったと思います。受入農家さんにもお渡しした学生達のレポートからも、自分達の無力さを痛感したという声が聞かれました。その中で、農家さんの丁寧な指導、温かさに触れ、感謝をともに、農業農村の厳しい現実など多くのことを考え、学びとることが出来たようです。

この1年間の実習を通して学生達が得た現場からの「学び」が今後の生活において、どのように影響していくのか楽しみです。

本当に1年間お世話になりました。

藤原ひとみ

 投稿日:2013-01-29カテゴリー:活動報告
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