活動報告・レポート

【地域交流】無農薬栽培をおこなう農家さんらの交流促進

2012年8月30日(木)晴れ。
今日は、福知山市の兼業農家である若いご夫婦が篠山市にこられました。現在取り組んでいる、米の無農薬栽培で雑草処理に課題を抱えており、解決のためのヒントを探るという目的で篠山FSを訪ねてこられ、篠山市内で無農薬栽培をされている以下の農家さんを紹介しました。

■ 機械除草の実験圃場をもつ真南条上営農組合
篠山市真南条上営農組合がおこなっている特別栽培米の田んぼを視察。除草機械もちらっとみさせていただきました。ここの機械除草の詳細はこちらのレポートをご覧ください。

■ 手作り除草機(くさり)を使っている丹波たぶち農場
篠山市川北地区の「丹波たぶち農場」を視察。手作りの除草アタッチメントを機械にとりつけ、田んぼ内を走るという方法です。こちらでは、田んぼの視察だけでなく、施設の説明や、米の販売方法などのお話しもうかがいました。米を乾燥・精米する際にでる「ほこり」の処理について話し合いをされていました。大量の米を処理するがゆえの悩みであり、地域からの苦情がでないように水でほこりが飛ばないように、これも手作りの装置を作っておられました。たぶち農場には工夫がいっぱいです。

■ 自然のサイクルにまかせる(株)めぶき農房
篠山市北地区のめぶき農房・酒井裕行さんの田んぼと畑を視察。手作りの除草グッズを人力で田んぼ内に走らせ、除草しています。除草が成功している田んぼから順にみせていただきました。コナギがほとんど生育していないきれいな田んぼから、水はけがよいためにクサネムが繁茂している田んぼまで、いろいろありました。前にもこのHPでレポートしたように、深く水をはることが重要なようです。また、除草にもっとも効果がある薬は「テデトール(手で取る)」であることも教えてもらいました。酒井さんは「草が生えるのにも理由がある」と考えておられ、雑草の種類や状態をみることで、農薬漬けの状態から無農薬の田んぼへとどう変化しているのかを知ることができるのでは、と教えてくださいました。

- 山間で無農薬田と畑を管理する
最後に、酒井さんが今年から取り組まれている、冬期湛水し無農薬で栽培している田んぼを紹介していただきました。イノシシの害がひどく、しっかり柵が設置されていました。集落を囲むシカ柵も設置されたようですが、それでもまだ里に出てくるようです。畑には、エゴマと青とうがらしを植え、サルに食べられない作物を栽培する形で、猿害を回避していました。栽培された米の販売計画や、畑でとれたエゴマを使った加工品の開発をレストランのオーナーとともにおこなっている話を聞き、集落内外の飲食店舗と協力しながらの農業スタイルに、今回視察されたご夫婦は興味をもたれているようでした。

「書籍やインターネットでも勉強できるが直接話を聞くことでパワーをもらえる」とのことです。この若いご夫婦が住んでいらっしゃるところは限界集落で、近隣の農地を含めて集落の農業を支えておられます。自分の集落に閉じこもることなく外とつながりながら農業をしているお話しぶりから、とても明るい印象を受けました。

こういった元気な農家さんが増え、いつでも相談されたときに情報を提供できるよう、篠山でがんばっている農家さんをもっと知りたいと思いました。

視察に協力してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

布施未恵子

 投稿日:2012-08-30カテゴリー:活動報告

【教育・研究】機械除草の効果やいかに

2012年8月3日(金) 晴れ

福知山の市民の方から
「無農薬水田の機会除草をそちらでおこなわれているとHPでみたのですが、その効果のほどをうかがったり田んぼの視察はできますでしょうか」
という相談を受けたのが始まりです。

水稲栽培には無縁、サル調査一筋の布施が、無農薬栽培水田の機械除草について、昨年度から篠山市内で調査研究をされている庄司浩一先生にレクチャーしていただくことにしました。

「ちょうど温度計を回収にいくからそのときに案内しますね」

そういって、庄司先生に早朝から篠山市・真南条上の圃場を案内していただきました。
庄司先生は農業機械学・農作業学・計測工学が専門です。

「これが、機械除草1回だけ、ここが2回、そしてここが3回したところです」
そういって、雑草の生え具合を確認します。

「今年は2日遅れがきいたって、普及員さんがいってたけど、ほんまやなぁ」
これはどういうことかというと、本来は田植えをしてから5~7日で機械除草を始めるのが効果が高いそうですが、稲の根づいたころを見計らって田植えから10日後に機械で除草をする予定だったが、その予定から2日遅れてしまったことで、すっかり雑草が根付いてしまった、ということです。たった2日でそんなに違うんですねぇ。

「米ぬかをまいたところとそうでないところがあるんだけど、あんまり違いはないかなぁ~」
そういって、田んぼの中に入った庄司先生。

「おや、田んぼの中に入ってみたら、違いが歴然ですね~。雑草の足へのまとわりつき方が違う」
米ぬかをまくと雑草がはえにくくなるそうです。
やだ、私、長靴はいてきてないから、田んぼの中はいれないじゃん!
う~ん、だめだめです(--;)。

「水をはる深さも雑草の生え方に影響しているんですよ。7cmくらいではだめで、12cmくらいの深さまで水をはると、雑草もはえにくいんだよね。それと、有機水田に特徴的なトロトロ層があるほうが、草がぬけやすい」
そういって、田んぼの草の生え具合を楽しそうにみています。

今度は、くさり除草をしているという丹波たぶち農場さんの田んぼを見に行ってみることにしました。

田んぼについて庄司先生が叫ぶ。
「こりゃすごいな。草がはえてへん」

よくみるとたしかに、コナギがほとんどはえていません。ところどころヒエが生えているところもありますけど、それ以外は畔付近を除いて株の間がすっきりしているのがわかります。

「5~7日に一回はくさりをつけた機械を走らせていました」
と、丹波たぶち農場の田淵さんが教えてくださいました。1週間に1回…。すごい。

もちろん、前年度に栽培していた作物とか、無農薬栽培を始めた時期によって、種子の残り具合は異なり、来年も同じように除草効果が期待できるかはわかりません。ですが、くさりをつけてこまめに機械を走らせる、これだけでも除草ができる、それで無農薬のお米が食べられるのか、と思うとあらためて農作物は知恵と労力の結晶だなと感心しました。

【無農薬水田の除草を促進する3つの取組】
・米ぬか
・深水
・くさりでこまめに走る

ほんの少し、機械除草にくわしくなれた1日でした。うちはこんな除草の仕方しとるよ、などの情報がありましたらどしどしお寄せいただければと取材にうかがいますので、よろしくおねがいします。

布施未恵子
(写真は真南条の田んぼの様子です)

 投稿日:2012-08-03カテゴリー:活動報告

第3回Rural Learning Networkでは獣害をテーマに話し合いをしました

2012年7月16日(月)

今回のRural Learning Networkでは,「獣害対策の問題-何を変える必要があるのか、何​をすればいいのか」
をテーマに鈴木克哉さん(兵庫県立大・森林動物研究セン​ター)に話題を提供していただきました。

従来の獣害全般の説明ののち、1)獣害は地域づくりをはじめるキッカケ、2)人をよぶ交流資源として、「獣害対策は延命処置でない!地域再生のスイッチになる!」というアイデアの説明がありました。

そして、
1)効率的な情報伝達の手段
2)まとまりのある集落の見抜き方、生み出し方→モデル集落をつくるために
3)獣害対策と「地域づくり」の連携のアイディア
について会場のみなさんから意見を聞きたいという提案がなげられました。

シカ肉やイノシシ肉を使った料理を楽しみながら休憩し、班ごとに鈴木さんの話題提供および提案に関して話し合ってもらいました。そして、「もっと知りたいこと・疑問・考えたこと」と「アイデア・やってみたいこと」の2つのカテゴリに分けてシートに記入してもらいました。

そして以下のような意見が出てきました。
【もっと知りたいこと・疑問・考えたこと】
・群れとはぐれ猿で対策が異なるのか?
・巻き込むべき地域のレベルをどうするか?
・田舎生まれ育ちなのに周囲の野生動物について学んだ記憶がない
・猪や鹿はだれが殺せるの?
・森林面積に対して野生動物が適正数なのか?
・学生という立場で獣害対策にどのように取り組めるのか?
・獣害の原因は全国共通か?丹波地域特有のものはあるか?
・学生ボランティアの体制はあるが、支援のニーズがあがってこないのはなぜか(獣害になれてニーズとしてあがってこない?)
・メンタル的な被害実態は?

【アイデア・やってみたいこと】
・ふるさと教育としての野生動物学習
・獣害レンジャーをもっとひろげたい
・女性を支援して余剰作物を加工/販売するようなコミュニティービジネスを展開
・電気柵などを安価に設置する仕組み
・個々人ではなく町/村でまとまって対策資材を購入
・柿とり放題のツアー/干し柿講座
・山の幸,木の実などの自然食材を流通させる定期市の確立
・効果的なサル追い道具の開発

これらの意見を受けてみなでディスカッションをおこない、
・やってみたいこと
「地元の親子世代の環境教育としての獣害対策」
「獣害対策としての集落柿とりツアー」
「子どもや学生にも爆竹などを使って対策をさせてみる」
・調べたいこと
「地域の潜在的ニーズを掘り起こす」
・その他
「押しかけていくぐらいので集落にはった方が,入り口は広がるのではないか。切り込む・くさびを打つという戦略」
という意見がでてもりあがってきたところで、残念ながら終了の時間がきてしまいました。

今後は、具体的な実践へとつなげるべく、ダイアログを立ち上げて、但馬の獣害レンジャーの事例を参考にしながら、獣害を資源に変える取組を丹波篠山ですすめていこうという話になりました。

新たなチャレンジのスタートです。興味のある方はぜひ、篠山フィールドステーションまでお問い合わせくださいね。

布施未恵子

 投稿日:2012-07-18カテゴリー:施設利用

【地域交流】農家へ弟子入り!黒豆の土寄せで手に豆が!

7月14日土曜日、曇り時々小雨!

実践農学入門の第5回実習、『黒豆の中耕培土』が実施されました。
今回も心配されたのはお天気。

「あつかったら作業するんに、かなわんしなぁ」
「雨がふらんやったらええけどなぁ」

お天気に大きく影響される農作業、毎回、天気には頭を悩ませます。実は、暑すぎた場合や大雨などで作業が出来なくなった場合にはまち歩きをしてもらおうかという準備もありました。
「せっかく来てもらってやから、西紀南の事をもっと知ってもらえたらと思うんや」
とは、まち協の方の言葉です。
結局なんとかお天気が持ってくれたので、予定どおり『農家へ弟子入り』することが出来ました。

今回弟子入りしたのは神大生45名+東雲高校生3名の計48名。
メインテーマは「黒豆の中耕培土」
成長した黒豆の苗が倒れないように、土を根元に寄せて支える作業です。

「農家へ弟子入り」するのは今回で2回目、少しは慣れたのでしょうか、どの班もまじめにもくもくと作業を行っています。その様子に、「ようやっとってくれてやで!」「作業が早く終わってたすかっとるわ~」と言って下さる農家さん。
疲労の色が見える学生に笑顔が戻ります。
「手に豆が出来たんです!」と見せてくれた学生さん、ちょっと誇らしげだったのが印象的。
他にも豆が出来た学生さんは続出。みんなお疲れ様でした!

とある班ではこんなやりとりがありました。
「うわぁ、ここぐちゃぐちゃや」
「どうしたん?」
「苗がまっすぐ植わってないから、培土がやりにくて…」
「あ~。向こうの方がもっと酷いで、こないだ最後の方疲れてたから…」
どうやら、前回の実習時に自分たちで植えた苗がまっすぐ並んでないため、土が寄せにくいようです。
それを聞いていた農家さんが一言。
「こうやって、自分でやってみたらようわかるやろ?どうすればよかったんか、とかな。」
苗をまっすぐ植えていないと培土がやりにくいということと、次の作業、後の作業のことを考えて作業をすることが大事、など実感を持って学ぶことが出来た学生さん。
「こういう風に学んでほしいから、なるべく同じ畑で実習して貰おうと思っとるんや。」
とは農家さんの言葉です。

そんな受入農家さんの熱い思いで成り立っている実践農学入門。
きっと学生さんにとって、得るものの多い実習となっているのじゃないかなと思います。

次回は実習は10月20日。テーマは『黒枝豆の収穫・販売』です。
少し期間が空きますが、どのように育っているのか楽しみです。

(藤原ひとみ)

 投稿日:2012-07-15カテゴリー:活動報告

篠山で楽しく暮らしたい(隊)の第7回がFSで開催されました

篠山フィールドステーションにて、市民活動団体『篠山で楽しく暮らしたい(隊)』の第7回の活動が開催されました。

篠山で暮らしたい(隊)は、篠山市での毎日をより楽しい暮らしに!を合言葉に、篠山市の面白いところや美味しいお店、楽しい場所などを探したり、語り合ったりする市民活動団体。
月に一回、情報交換として参加者同士が集まる場を設けています。

第7回のテーマは『黒豆』ということで、川北の黒豆マイスター山本博一さんを囲んで黒豆について語る場所となりました。

篠山で楽しく暮らしたい(隊)は、篠山への移住、U・J・Iターン者などを中心に篠山に関心がある人ならだれでも参加可能な団体として活動中ですが、気軽に集まれる場所がなかなかないとおっしゃる代表の森田さん。
今回は、フィールドステーションがそんな場として活動のお手伝いが出来たようです。

篠山で楽しく暮らしたい(隊)の今後の活動予定などはこちらをどうぞ

地域活動や市民活動の支援として、活動場所の提供も大切な支援の一つだと改めて思いました。

===
篠山フィールドステーションでは、地域活性化などの市民活動で会議室を利用して頂けます。
ご利用には事前に利用登録申請が必要です。
詳しくはsasayamafs@kobe-face.jp までお問い合わせください。

(藤原ひとみ)

 投稿日:2012-07-10カテゴリー:施設利用

【地域交流】いよいよ学生が農家へ弟子入りです!

ひとつ前の記事でも紹介しましたが、2012年6月23日(土)実践農学入門の現地実習が行われました。

直前に台風が来るなど心配されたお天気でしたが、当日は前日までの雨など嘘のように晴れ渡り、絶好の実習日よりです。
今回やってきた神戸大学生は46名、そこに東雲高校からの参加学生3名が加わり総勢49名が参加しました。

前回は全体で田植えを行いましたが、今回からは12班に分かれて、本格的に農家へ弟子入りです。
各班がそれぞれの受入先の農家さんと一緒に畑へ移動して実習開始です。

今回のメインテーマは「黒豆の移植」。農家へ弟子入りということで、農家さんが先生です。
メインテーマこそ決めてありますが、基本的に作業内容は農家さんへお任せです。そのため、実習内容は班毎に様々でした。

機械での苗の移植を行う農家さん、機械ではなく手作業で移植する農家さん、移植ではなく、種の直播を行う農家さん、苗床づくりから始める農家さん。実習の受入先を順番に視察させて貰いましたが、同じ作業でも農家さんそれぞれの流儀があるようで、少しづつ作業内容が変わっていました。

午前中に回った班の学生はまだ慣れない作業に四苦八苦していましたが、午後になると、大分作業に慣れてきたようで、チームワーク良く作業を行っていました。

農家さんも「だんだん、慣れてきたみたいでな、しっかりやってくれとるで!」とのこと。
本当にお世話になりました。

お天気は良かったとはいえ、前日までの雨で畑のコンディションは良くありません。泥だらけになった班もありましたが、作業を終えて帰ってきた学生達の顔は達成感にあふれていました。

みなさま、本当にお疲れさまでした!

次回は7月14日 メインテーマは『黒豆の中耕培土』です。
今回学生達が植えた黒豆がどの程度育っているのか楽しみです。

(藤原ひとみ)

 投稿日:2012-06-25カテゴリー:活動報告

6月23日は篠山市内で神戸大学学生・教員合わせて70人強が活動していました

2012年6月23日(土)晴れ

前日までの雨がうってかわって、晴れ渡る青空のもと、篠山市では神戸大学のいろいろな取り組みが展開していました。

1.実践農学入門の実習(50名)
西紀南地区にお世話になってすすめている、1年生~全学部対象の「実践農学入門」の農家に弟子入りが始まりました。それぞれ班が集落や農家に分かれて、1日中農作業をおこないます。今回は黒大豆の定植(苗を植えたり、豆を直接植えたりさまざまです)で、学生たちは畑でおもいおもいに過ごしていました。この授業の詳細はまた別にレポートします!

2.ささやまファン倶楽部のボランティア活動(2名)
本庄さんという、篠山市内で会社を経営されいる方が、ちょっとわけありな人を集めたおもろい農業をしたいと、篠山FSに相談にこられました。そのわけありな農体験に、ささやまファン倶楽部の学生たちが参加しました。わけありな人が農作業をすると、できる作物に何か違いがあるのか、気になるところですが、学生らのレポートを待ちたいと思います。

3.ユース六篠のボランティア活動(2名)
篠山市の福住で第1・3土日にボランティア活動をおこなっている、ユース六篠。いつもはなじみの農家さん宅に「何かお手伝いすることありませんか~」という感じでだらだらしているのですが、なんと!今回はじめて地域の方からボランティアのお願いが来た、とのこと。喜んで農作業のお手伝いにいっていました。作業内容としては草刈他だったそうですが、充実した学生らの顔が、その出来事の大きさを物語っていました。

4. はたもりのボランティア活動(12名)
1でおこなっている授業は、H19年から篠山市内で展開していますが、昨年度の実践農学入門で畑地区にお世話になっていた学生らが、畑地区の黒大豆栽培を今年もお手伝いするということで、泊りがけで畑地区にお邪魔していました。去年の実習では畑に入るのも初めてで段取りも何もわからなかったでしょうが、今年は黒大豆の栽培とは何かをわかったうえで作業しているはずです。(彼らの篠山市内の移動には、Mランドささやまの送迎バスに支援をしていただいています)

このように、学生らが篠山市内で自主的な活動をおこなっています。2年3年と篠山市内に訪れることで、彼らの愛着はどんどん増している一方で、地域が抱える課題にも気が付いているはずです。学生らと対話をしながら、学生起点の地域活動を支援したいと思います。

5.第3回篠山フィールドステーションオープンセミナー(第2回Rural Learning Network)の開催(6名)
篠山市や他大学と連携して、農村の学びの場をつくる、Rural Learning Networkの事務局を神戸大学篠山フィールドステーションが仰せつかっています。今回は、ゲストに牧大介さん(株式会社 西粟倉・森の学校)をおよびし、森林再生について43名で熱い議論が展開しました。岡山県西粟倉の事例でのべられていた100年の森構想。篠山市でも同様に100年の森をめざして、再生計画を考えているようです。(ちなみに福知山は1000年だったかな)
昨年度は神戸大学の教員のみで、従来の講義型から少しくだけたようなFSセミナーを展開していました。そのときの平均参加者は10名程度でしたが、RLN主催のセミナーになってから、40名ほどの人にご参加いただき、大変にぎわっています。これらの運営における、場の進行や会場設営などは、RLN運営委員会に所属する他の大学の先輩方に指導を受けながら、すすめさせていただいています。これ自体が、駐在研究員の私としてはとても勉強になります。というわけで、セミナーの内容が自分が地域づくりに関わるうえでの勉強になっているだけでなく、セミナーの運営に関する実践勉強もさせていただくという形で、セミナーの運営に関わると二重の喜びを得ることができます。

これからも地域のみなさんの学びの場として篠山フィールドステーションを活用していただけるように、「おもてなしの心」を大切に日々精進していきたいと、心に誓った1日でした。そして、今回は神戸大の学生がセミナーの参加者として6名おりましたが、私だけでなく彼らも一緒に貴重な経験ができるように、継続してセミナーに関わってほしいな、と思いました。

(布施未恵子)

 投稿日:2012-06-24カテゴリー:施設利用

【地域交流】第14回篠山環境みらい会議を開催しました

2012年6月20日(水)19時30分~22時 at 篠山フィールドステーション

今日は、篠山市環境課が事務局となって篠山市民が環境について話し合う「環境みらい会議」がフィールドステーションで開催されました。

今日の議題は「篠山の環境イベントの開催について」。

昨年度は、「知っとてか 篠山環境みらい展」というイベントを開催しました。それは親子連れが対象でしたが、今年は中高生がターゲットです。

最初は「作文と模造紙に研究内容をまとめたものを使って発表してもらおう」という案でしたが、これでは中高生がきてくれないのでは、ということで、
「音楽・ダンス・作文・作品・研究発表・写真」など、どういった方法でもよいので篠山の環境について思うことを自由に表現してもらえるような場をつくっていきたい、ということで話がまとまりました。

いうならば、環境みらい会議のメンバーは、
たとえ、勉強が苦手でも、生き物についての知識はだれよりも知っている、とか、エコな暮らしの工夫ならだれにも負けないわ、という篠山の小中高生を発掘し、大事にしていきたい、という大人の集まりです。

環境については周りの誰よりも考えているぜ!という小中高生は、ぜひ環境みらいイベントを通してデビューしてくださいね♪(そういう小中高生を知っている、という方もぜひご紹介ください)

☆今後の環境みらい会議 各部会の活動を紹介します☆
・環境教育部会
日時:6月26日(火)19時30分~ at 篠山フィールドステーション

・エネルギー部会
日時:7月未定
※7月7日・8日に化石燃料に頼らず、捨てられるものを有効活用して暮す人々の集いがあります。

・里山部会
日時:7月8日(日) 午前
活動内容:篠山市の剛山で里山整備活動をおこないます
※神戸大学の学生らも参加予定です。

部会の活動への参加や、環境みらい会議委員は絶賛募集中です。
興味のある方は、篠山市環境課 みらい会議事務局(079-552-6253)まで
☆☆

布施未恵子
(写真は、里山部会の活動の様子です)

 投稿日:2012-06-20カテゴリー:施設利用

【情報発信】兵庫県知事とのさわやかトークに参加しました

2012年6月17日(日)、兵庫県の井戸知事と地域づくり活動について話し合う、さわやかトークに出席してきました。

今回は「農を使った地域づくりin丹波」というテーマで、(社)ノオトとその関係地域の方、および神戸大学篠山フィールドステーションとその関係の地域の方の9名と知事で話し合い、あっというまに1時間半が経過しました。篠山城跡の大書院に特別にセッティングされた会場で車座になって話し合い、今回のトークを通して知事を身近に感じることができました。

神戸大学からは、真南条上営農組合の酒井勇さん、福住2030プロジェクトの関口和史さん、農学部3回生の長井拓馬くん、農学研究科地域連携センターのルーク・ディリィ、そして篠山FSの布施の5名が参加しました。


「市長は最近篠山が元気だというけれど、どう元気なのか、なぜ元気なのかを知りたいと思います」
冒頭の挨拶でそう述べられた知事に対し、5分程度で地域づくり活動の紹介をしたあと、参加者の自己紹介を経て、知事からの質問にこたえました。

私には、
「大学生だと4年間しか地域活動が続かないが、それはどう考えているのか?」という質問がきました。

そのときは、「サークル等で地元と一度つながった学生は就職してもその地域を忘れないし、なんらかの形で関係を続けている」と答えましたが、いま思うと、少し違うような気がしています。

たとえ、4年間(それだけ長く関わればいいほう)という期間しか、ある地域には関わらなかったとしても、いずれ住む場所で篠山や農村での滞在期間の経験を生かして地域づくりに関わることになるかもしれません。日本国内で地域づくりが必要な場所は山のようにあるからです。農村経験を積む間によい基礎ができていれば、日本国内に散らばっても、課題を解決すよるような動き方ができるはずです。

兵庫県内で有用な人材としてあり続けてもらうのではなく、篠山印のついた学生らがいろいろな地域で活躍する、そういった金の卵たちは、日本にとっての財産です。そういう土壌を準備することが、学びの拠点となることだと思います。

「篠山が元気なのは、篠山だからかもしれない。(結局冒頭のなぞは解けずじまいでした)。これからもいいモデルとなるようにがんばってほしい」と激励の言葉をいただきました。

貴重な機会をいただき、まことにありがとうございました。

布施未恵子

 投稿日:2012-06-17カテゴリー:活動報告

【相談・情報発信】市民プラザで出張窓口をしてきました

2012年6月14日(木)、めちゃめちゃ晴れ。

市民プラザは、ボランティア団体、NPO法人、各種サークル、まちづくり協議会など、地域づくりに取り組む様々な市民団体・グループの活動を応援する市民活動創造の拠点です。篠山市民センターの一角をオフィスとして活動をおこなっています。

神戸大学篠山フィールドステーションでは、毎月一度、市民プラザに出張窓口をおこなっています。

もし市民の方が訪ねてこられたら、神戸大学の教員らがどのような研究をおこなっているかを紹介したり、そうでない場合は、プラザのスタッフの方の相談にのったり、情報共有したりしています。


今日の相談。「若手の就農希望者が農業で食っていくにはどうしたらいいか」

篠山市には、農業をしたいと移住を希望される方がけっこういらっしゃいます(私が出張窓口で市民プラザいくとけっこうな頻度で出会ったり相談されたりする)。ですが、農業は食っていけないと言われたり、農地を貸してもらえないとかで、あきらめて帰る方も多いようです。

「営農組合ではなく、有志で農業で生計をたてるような組織を立ち上げたら、そういった新規就農者も仲間に入りやすいのではないかと思うのよ」
と、スタッフさんが言います。
「どうしたらいいのかしら?」
「営農組合ではだめなんですよね?」
「そうなの、営農組合も検討した(or入ってみた)こともあったみたいだけど、うまくいかなかったみたいなのよね」

…生計がたてられるような農業経営。

兼業農家が多い篠山に、農業だけで生活している農家がどれくらいいるのでしょうか。また、有志の農業組合はないのか、調べてみることにしました。それから、それを専門にしている先生に相談してみることにします。
もし、他にも同様なことで悩んでいる方がいらっしゃるならば、勉強会をしてみてもいいですよね。

…ところで
市民プラザには、「農で起業する」という著書がおいてありました・・・^^;
きっと、プラザには市民や企業の方が毎日たくさん訪れるわけですから、そういった著書を読んで勉強したりする時間はないのでしょう。そのために、知識を蓄積することを専門にしている大学があるのです。なんとか、この悩みが解決するような提案や企画ができればいいな。と思い、今日は出張窓口を終了しました。

市民プラザのみなさま、どうもありがとうございました!また来月は7月12日(木)です。よろしくお願いします。
(写真は市民プラザの様子です)

布施未恵子

 投稿日:2012-06-14カテゴリー:活動報告
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